「死ぬくらいなら会社を辞めればいいのに」がなぜできない?

「死ぬくらいなら会社を辞めればいいのに」

 

 

「過重労働により自殺」というニュースを目にすると、僕たちは彼らに対してそう思ってしまいます。

 

 

3年前の某大企業社員の自殺をきっかけに、政府も働き方改革を打ち出し残業時間削減に向けて動いてはいるものの・・・未だに残業月100時間越えなんていう会社もざらに。

 

 

というわけで、ブラック企業などによる過重労働によって自殺する人が年々増えており深刻な社会問題になっていますよね。

 

 

この問題の根本的な原因は言うまでもなくブラック企業にあるのですが、僕たちは被害者に対して「どうしてそこまでして働くのだろう?」とか、「死ぬくらいなら会社を辞めればいいのに」という念を抱いてしまいます。

 

 

自殺する方の多くは真面目で、仕事もでき、周りからの評判も良いといいます。そんな素晴らしい人財を死に追い込むブラック企業を僕は許せません。

 

 

因みにいま僕が人材ではなく人財と書いたのは、人を物のように扱う言い方が好きではないからです。これは日本人特有の「身を粉にして働くことが美徳」という誤った考えからくるもので、まさに負の遺産とも言えるものです。

 

 

「会社や国の為に人生を捧げましょう!」・・・まるで戦時中の軍隊のようですね。

 

 

そもそも働く目的は人それぞれです。

 

 

・お金のため

 

・地位や名誉のため

 

・スキルアップのため

 

・資格取得のため

 

・世間体のため

 

 

目的が違えば考え方やモチベーションも人それぞれ違うはずです。それなのに会社は「もっと働け」とか「もっと稼げ」と一方的に要求を突きつけます。

 

 

僕は、仕事なんてものは 「それが好きな人と、それしかできない人がすればいい」と思っています。つまり、心や体を壊してまで仕事をする必要はないと言うことですね。

 

 

もちろん家庭の事情でやむを得ずその仕事を続けなければならない人もいるかもしれません。

 

 

自分一人で子供2人を養うため、病気の両親のため、など・・・「仕事なんて選んでいる余裕はないよ」と言われればそれまでですが、でもよく考えてみると自分が倒れてしまったら元も子もないですよね。

 

 

過重労働で自殺する方の多くは、自分のことよりもまず他人のことを真っ先に考えてしまう方が多いといいます。

 

 

もし自分が今の仕事を辞めたら・・・

 

・家族を養っていけるのか

 

・親を心配させるんじゃないか

 

・残された同僚に迷惑がかかるんじゃないか

 

・顧客に迷惑がかかるんじゃないか

 

・・・

 

このように考えて仕事を辞めることに対して自分自身に「待った」をかけているのですね。

 

 

自分を後回しにしてでも人のことを最優先にする彼らは、他人想いの優しい心の持ち主だと言うことができます。

 

 

特に日本人は自己主張よりも集団意見を尊重する国ですから、自分の素直な気持ちを伝えることに対して抵抗がありますよね。

 

 

でも人を優先し続け自分を後回しにしていると手遅れになってしまいます。なぜならブラック企業はあなたの判断力を奪ってしまうからです。

 

 

そうなる前に、自分を最優先に考えることが大事なのです。

 

 

自分を大切に

 

「無理しないで」、あなたのその一言でその人を助けることができる

 

 

僕も30代の頃ブラック企業で働いていた経験があるのですが、当時は毎日早朝から深夜まで、まるで奴隷の様に働かされ身も心もボロボロの生活でした。

 

 

普通であればもうこんな会社辞めてやるとなるのですが、その頃は丁度いまの妻と結婚する約束をしていた時期だったので無職になるわけにはいかず歯を食いしばるしかありませんでした。

 

 

平日はたかが3時間程度の睡眠をとるためだけに帰宅し、唯一の休みは殆ど寝て過ごす。。。彼女との唯一の時間も棒に振るという生活だったのです。

 

 

そんな劣悪な環境に身を置いていると、精神的にも安定しなくなり、お酒の量も次第に増えていきました。

 

 

このままじゃいけないと自分でも分かっていたのですが、幸せをつかむために頑張るしかないと思っていたので仕事を辞めることができなかったのです。

 

 

また、彼女にそんな悩みを打ち明けたところで、情けない自分をさらけ出すだけで嫌われるのが落ちだと考えていましたので相談することもできませんでした。

 

 

でもそんな僕の変化を感じ取ったのか、彼女の方から「無理しなくてもいいんだよ」と声をかけてくれたのです。

 

 

その言葉をきいた僕は、それまで肩に重くのしかかっていたプレッシャーから解放され、すぐにその会社を辞めることを決意しました。

 

 

会社は何かにつけて僕を辞めさせないように仕向けてきましたが、心が決まっていた僕は強かったのです。自分でもびっくりするくらい。

 

 

ブラック企業を辞めた後はしばらく転職活動を続けましたが、彼女と将来について話し合いながらその間を乗り越えることができました。

 

 

たまに当時を振り返ることがあります。もしあの時そのブラック企業を辞めずにいたら・・・

 

 

うつ病もしくはアル中になっていたかもしれません。最悪の場合自殺に追い込まれていた可能性だってあります。(考えるだけで恐怖です)

 

 

しかしそうならなかったのは、彼女がかけてくれた一言だったのです。

 

 

人間は年齢を重ねていくにつれ、「自分はこういう人間だ」と自分で決めつけてしまう傾向があると言われています。つまり自分の理想像というものを作り上げ、そのように生きるべきだと考えているのです。

 

 

自らの命を絶つ人に真面目な人が多いのはそのためです。

 

 

自分で自分を変えるということは簡単なようで難しいものです。でも周りからの思いがけない一言で案外簡単に自分を変えることができます。

 

 

それ以来ぼくは、会社の同僚や後輩のなかに様子がおかしい人がいれば「そんなに無理しなくてもいいよ」と一言声をかけるようにしています。

 

 

自分のために頑張っているように見えても、それが結果的に会社の為に命を捧げることになるのはあまりにも可哀そうですから。

 

光

 

 

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